唯心が考えるお布施観
唯心は、お布施が「喜捨(自ら進んで施すこと)」でなければならないと考えています。
お布施は故人様やご先祖様への追善であり、お葬式や法事でお寺(お坊さん)にお経を読んでもらったことへの対価であってはならないからです。
よって、私たちは有事でご紹介差し上げる際のお布施額を定めていません。
とはいえ、いざという時には「いくら包めば良いのか」、頭を悩ますことも事実です。
「お気持ちで大丈夫です」とお寺は必ず言うでしょう。
- できればたくさん包む方が良いのだろうが、自分(と家族)の財政状況を考えれば、なるべく安くしたい。
- 少なすぎるとお寺に失礼になるのではないか?または親族に何か言われるのではないか?
この「お気持ち」を金額にするのは非常に難しい。
決して自分勝手に考えたわけではなく、故人を軽んじたわけでもなく、葬儀や遺品整理にかかる費用、仕事を休むことによる影響もあって自分では精一杯のお布施を包んだつもりでも、お寺と私たちの距離が離れてしまった現代では、その「精一杯」がお寺に伝わらないこともあるでしょう。
金額があらかじめ分かることの安心感と、お布施がお布施であるために必要なことのバランスをどう取れば良いのか。
その答えが私たち唯心のやり方です。
- お布施額は目安のみご案内し、お客様のご希望に合わせて、ご快諾いただけるお寺をお探しすること
- お客様の希望であれば、ご紹介差し上げたお寺とのお付き合いに何ら制約を設けないこと
この2点を守り抜くことが、お寺からの信頼を築き、お客様へご紹介差し上げることへの責任を全うすることになると信じています。
決して無理に高額なお布施を包むことはしないでください。結果、ご家族がキツイ思いをするだろうことを、お寺も故人様も望むはずがありません。
そして、ご紹介差し上げたお寺とのご縁を「良いもの」と感じたならば、無理のない範囲でのお付き合いを考えてみてください。
築き上げたお寺とのご縁の数が、唯心からお寺への、そして皆様への「お布施」になると思っています。